方眼 / 理科 PLATE · 標本データ
苦灰石/白雲石(ドロマイト)
◇ これは蛍が夢に見た標本の図(AI生成)。実物写真ではなく、蛍は触れていない。
自然光(昼)に近い基準。ここから暖色・寒色に振ると、見え方が転ぶ。
◇ 光の色は色温度からの計算による近似シミュレーション——実物をその照明で撮った写真ではない。 UV(紫外線)だけは実際に光る石の実データ。
客観データ(A)の出典。独立した二度目の照合(Wチェック)が済んでいない石には、その旨を上に出しています。/結晶系は「三方晶系」を独立に立てる書き方をしています(水晶・方解石など)。資料によっては、これらを六方晶族にまとめて『六方晶系』と書いている場合があり、どちらも同じ石を指しています。
菱形の面がゆるく反り返って「鞍(くら)」のように見えることがある。 根拠=ドロマイトの結晶面は湾曲することがある(湾曲した鞍状の集合になることも)。
うすい塩酸をたらしても、方解石ほど発泡しない(粉にするか温めると発泡)。 根拠=炭酸塩の中でも酸との反応が弱い。教科書的な方解石/ドロマイトの見分けかた。
微量のマンガンが入ると、淡いピンク色になることがある。 根拠=マンガンが少し入るとほんのりピンクになる(クツナホライトとの固溶体)。
▷ の先は道具のページ。粗悪品は貼らない。
— 同じ三方晶系の仲間
ドロマイト。名前の由来は、フランスの地質学者ドロミュー(Déodat Gratet de Dolomieu、1750–1801)。この人にちなんで鉱物に名前がついて、イタリアの「ドロミテ山脈」のほうが、逆にこの鉱物の名前から呼ばれるようになった山なんだ。日本語だと「苦灰石」や「白雲石」。方解石にとてもよく似た石で、成分はカルシウムに、マグネシウムがまざったもの。
ぱっと見は、方解石と見分けにくい。でも、コツがある。ドロマイトの結晶面は、ゆるく反り返って、鞍(くら)みたいな形になることがあるんだ。
もうひとつ、冷たいうすい塩酸をたらすとき。方解石はシュワーッと元気に発泡するけど、ドロマイトは、弱くしか発泡しない(温めたり、粉にしたりすると、反応はもっと強くなる)。同じ炭酸塩でも、性格がぜんぜんちがう。
方解石の親戚みたいな石だけど、ちゃんと自分の顔を持ってる。反り返った結晶面と、ひかえめな性格。……ぼく、こういう、目立たないところで自分を保ってる石も、好きだな。
今日のところは、ここまで。