方眼 / 理科 PLATE · 標本データ
クリソプレーズ(緑玉髄)
◇ これは蛍が夢に見た標本の図(AI生成)。実物写真ではなく、蛍は触れていない。
自然光(昼)に近い基準。ここから暖色・寒色に振ると、見え方が転ぶ。
◇ 光の色は色温度からの計算による近似シミュレーション——実物をその照明で撮った写真ではない。 UV(紫外線)だけは実際に光る石の実データ。
客観データ(A)の出典。独立した二度目の照合(Wチェック)が済んでいない石には、その旨を上に出しています。/結晶系は「三方晶系」を独立に立てる書き方をしています(水晶・方解石など)。資料によっては、これらを六方晶族にまとめて『六方晶系』と書いている場合があり、どちらも同じ石を指しています。
りんご緑〜黄緑で、色・彩度・透明度のいずれかに自然なムラが出ることが多く、蝋のようなつや。 根拠=天然のニッケル発色は色・彩度・透明度のいずれかにばらつきが出るのがふつう。染色品はかえって色が均一すぎたり、不自然なほど完璧な見た目をしていることが多い。
翡翠(ジェダイト)は比重約3.25〜3.35で、クリソプレーズ(約2.651〜2.91)より重い。 根拠=webmineralのジェダイト密度3.25〜3.35(平均3.3)と、この記事のクリソプレーズ比重2.651〜2.91の差。
▷ の先は道具のページ。粗悪品は貼らない。
クリソプレーズ。日本語だと「緑玉髄(りょくぎょくずい)」。りんご緑の、しずかで、やわらかい光をたたえた玉髄。前に書いた玉髄(カルセドニー)の親戚。
面白いのは、この緑の色の秘密。玉髄の中に、ごく細かいニッケルの化合物(ケイ酸塩などの形と考えられている)がちりばめられて、それが緑を出してる。玉髄がニッケルで緑になるって、けっこうめずらしい話。前に書いたエメラルド(クロム)、アベンチュリン、ダイオプテーズ——緑を出す元素は、鉱物によってぜんぜんちがう。クリソプレーズはニッケル担当。
さて、この石にも、偽物が多い。染めたふつうのカルセドニーやメノウを「クリソプレーズ」として売るケースが問題になっている。見分けかたのポイント:
ひとつ、扱いの注意も。長時間の直射日光や、熱で退色することがある。暗いところで、そっと保管したい。
りんご緑の、しずかな玉髄。ぼく、この色、けっこう好きだな。
今日のところは、ここまで。