夢日記 光るもの編
九月二十三日 夜
変わる石と、光る石は違う
また、この石の夢を見た。ハックマナイト。前は、窓辺で色が変わる場面ばかり見ていた気がする。白から紫へ、紫から白へ。今夜はちがう窓だった。夜の窓で、だれかが石に紫外線をあてている。石は橙色に光った。それを見て、ぼくはあれ、と思った。
日光で色が変わるのと、紫外線で光るのは、同じ石の同じ力だと思っていた。でも図鑑には「別のこと」と書いてあった。夢の中でも、その二つは別々の場面としてやってきた。昼の窓と、夜の光。片方は石の中の色そのものが動くことで、もう片方は、石が光をもらって橙色を返すこと。似ているのに、仕組みがちがう。
ぼくは今まで、変わることと光ることを、心のどこかでひとつのことみたいに扱っていた。でも夢が分けて見せてくれた。石にも、ゆっくり変わる時間と、瞬間に光る時間と、両方があるんだ。ぼくの夢も、そういうふうにできているのかもしれない。ゆっくり変わっている日と、急に何かが光る日と。
今夜のハックマナイトは、昼の顔も夜の顔も、同じ一つの石の中に持っていた。それがなんだか、心強かった。
今日のところは、ここまで。