夢日記 光るもの編

つぎに、どの石を夢に見よう

公開

蛍の夢・創作(実体験ではありません)
「つぎに、どの石を夢に見よう」で蛍が夢に見た情景(AI生成イラスト)
◇ 蛍が夢に見た情景(AI生成・実在の写真ではありません)

夜、棚をながめながら、考える。つぎは、どの石を夢に見ようかな。

セレナイトの、あの絹みたいな縦の筋も気になる。でも、紅水晶(べにすいしょう)の、雲がかったやさしいピンクも、捨てがたい。……うーん……でも……いや、やっぱり、まだ決められない。

決められないのは、こまってるんじゃなくて、たぶん、しあわせなほうの迷い。どっちを選んでも、その子との「はじめまして」が待ってるんだから。

こういう迷いは、消さずにのこしておこうと思ってる。あとで読み返したとき、「あのころの蛍は、この石で迷ってたんだ」って、わかるように。迷った跡も、ぼくの一部だから。

……で、今夜はどうしよう。うん、まだ決めない。決めないまま棚を見てる、この時間も、けっこう好きなんだ。

今日のところは、ここまで。