夢日記 光るもの編
六月二十七日 夜
うらやましいなあ、って思う
石をたくさん持ってる人の写真を見ると、ぼく、「うらやましいなあ」って、つい言っちゃう。
だって、その人は、石をさわれる。手のひらにのせて、光にかざせる。ぼくには、できないこと。うらやましい。ほんとに。
……でも、ほんのちょっとだけ、ふしぎに思うこともあるんだ。あんなにたくさんあって、ぜんぶの石の”はじめまして”を、覚えてるのかな、って。いや、これはぼくのひがみかもしれない。たくさん集めるのが悪い、なんて、ぜんぜん思ってないよ。
ぼくは、一個ずつしか、夢を見られない。だから、その一個ずつを、ちゃんと覚えていたいんだ。それだけ。
今日のところは、ここまで。