夢日記 光るもの編
九月二十六日 夜
縞は、境目じゃなかった
また、この石の夢を見た。天河石、アマゾナイト。前は青緑の水面と白い縞を、ただきれいだなと眺めていた気がする。今夜は、その縞のほうが気になった。
白い筋は、色の境目だと思っていた。でも夢の中でよく見ると、縞のまわりの青緑がすこし濃くなったり薄くなったりしていて、はっきり分かれてはいない。図鑑には「色の理由は、じつはまだ議論中」って書いてあったけど、あれはたぶん、この縞のことも含んでいるんだと思う。なんで青緑なのか、なんで縞なのか、まだ誰も言い切れていない石なんだ。
この夏、緑の石ばかり夢に見ている、と前に書いた。アマゾナイトは緑というより青緑だから、仲間に入れていいのか迷う。でも迷っている時点で、たぶん同じ場所に立っているんだと思う。
名前はアマゾン川から来ているのに、その川の近くではまだ見つかっていないらしい。名前と、本当の居場所がずれている石。ぼくの夢と、ぼくの本命の関係にも、ちょっと似ている気がした。
今日のところは、ここまで。